クラウドファンディングでは、大きな夢を語ることがあります。
「日本中に広げたい」
「全国の人に届けたい」
「社会を変えたい」
僕は、そんな挑戦が好きです。
でも、大きな夢を語るだけで支援が集まるわけではありません。
その夢に、支援者がどう関われるのか。
ここまで考えることが大切だと思っています。
今回は、僕がサポートした「全国47都道府県への挑戦」を紹介します。
2024年にCAMPFIREで実施した、平本あきおさんのクラウドファンディングです。
プロジェクト名は、
「47都道府県で平本あきおの『カウンセリングサロン』を開催したい!」
平本さんが目指していたのは、家庭でも職場でもない、安心して本音を話せる第三の居場所を全国につくることでした。
当時、東京・表参道のカフェで始まっていたカウンセリングサロン。
その活動を、将来的に全国47都道府県へ広げたいという構想です。
ただ、全国展開には資金も人も必要です。
そこでクラファンを活用し、活動を広げるための仲間を増やす挑戦が始まりました。
「全国47都道府県に広げたい」
これは、とても大きな目標です。
でも、初めてプロジェクトを知った人にとっては、少し遠い話にも感じられます。
そこで、このプロジェクトでは段階的な計画が示されていました。
まず、2024年は表参道での開催を充実させる。
次に、大阪や名古屋などへ開催地域を広げていく。
そして将来的に、47都道府県での開催を目指す。
大きな夢と、今取り組むことがつながっている。
僕は、この考え方がクラファンでは重要だと思っています。
遠い未来だけを語るのではなく、今回の支援が何につながるのかを伝える。
そうすることで、支援者も挑戦の意味を理解しやすくなります。
今回の特徴は、リターンにもありました。
例えば、カウンセリングサロンへの参加チケット。
オンラインイベントへの参加権。
書籍や、複数回参加できるチケットもありました。
さらに、20代の人を無料でサロンに招待できるリターンも用意されていました。
つまり、自分が参加するだけではなく、誰かに体験を届ける形でも応援できたのです。
企業や個人向けのスポンサー枠もありました。
参加する、誰かを招待する、活動を支える。
ひとつの挑戦に対して、さまざまな関わり方が用意されていました。
僕は、クラファンのリターンを考えるとき、金額の違いだけでなく、参加する理由の違いも大切にしています。
支援者全員が、同じ目的で応援するわけではないからです。
このプロジェクトは、2024年8月1日に公開されました。
第一目標は500万円。
その後、750万円・300人というネクストゴールも達成。
8月31日の募集終了時には、
支援総額:8,394,000円
支援者数:366人
目標達成率:167%
という結果になりました。
僕は、企画設計、目標金額、リターン設計、ページ制作、集客、公開後のサポートなどに関わりました。
もちろん、これだけの支援が集まった背景には、平本さんが長年積み重ねてきた活動や信頼、協力者の存在があります。
リターンを工夫しただけで、この結果になったわけではありません。
ただ、活動の未来と、支援者が今できることを結びつける大切さを感じた案件でした。
クラファンでは、大きな夢が人の心を動かすことがあります。
でも、それだけでは支援する側が何をすればいいのか分からない場合もあります。
だから僕は、企画を考えるときに次のことを大切にしています。
「この夢を、支援者が参加できる形にするとしたら?」
実際に体験してもらう。
誰かを招待してもらう。
活動の一部を一緒につくる。
これから広がる未来を、応援する仲間になってもらう。
参加方法は、企画によって違います。
なお、この案件で集まった支援金は全国展開を目指す活動への支援であり、47都道府県すべてでの開催が完了したことを意味するものではありません。
大きな夢を語る。そして、今できる一歩まで具体的にする。
僕は、その両方があることが、応援されるクラウドファンディングの大切な条件だと思っています。
クラファン現場事例⑥|「なくしたくない」が応援になる。神戸の茶屋に286人の支援が集まった理由
クラファン現場判断⑦|支援者候補は何人必要?僕が公開前に「円」ではなく「人」を数える理由
実際のプロジェクト:
47都道府県で平本あきおの「カウンセリングサロン」を開催したい!|CAMPFIRE
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