クラウドファンディングは、公開してから支援者を集めるもの。
そう考えている人もいるかもしれません。
でも僕は、公開前に積み重ねてきた活動こそ、クラファンの大切な土台になると思っています。
今回は、公開からわずか13時間で第一目標を達成した、キャンプ場の実例を紹介します。
2022年にサポートした「開拓12年目の晴家村キャンプ場にキャンパーズBAR『月』を作りたい!」というプロジェクトです。
舞台は山梨県の晴家村キャンプ場。
2011年から山を開拓し、古民家の改修、キャンプサイトやウッドデッキの整備などを少しずつ進めてきた場所です。
今回の挑戦は、そこに新しい交流拠点となるBAR「月」をつくること。
音楽を楽しんだり、キャンパー同士が語り合ったりできる場所を目指していました。
これは、何もないところから突然始まった企画ではありません。
12年間続けてきた村づくりの、次の一歩だったのです。
クラファンは2022年9月16日に公開。
第一目標は140万円でした。
そして、公開から約13時間で目標を達成しました。
10月1日にはネクストゴールの200万円も達成。
最終結果は、
支援総額:2,677,472円
支援者数:139人
目標達成率:191%
という結果になりました。
僕は企画や目標金額、リターン、ページ制作、集客設計、公開後のサポートなどに関わりました。
ただ、13時間という数字だけを見て「こうすれば必ず成功する」と考えてほしくありません。
僕が注目したいのは、公開前から、この場所の活動を知り、関わってきた人たちがいたことです。
今回のリターンには、キャンプ場の宿泊券だけでなく、少しユニークなものがありました。
例えば、「村長と飲める権」。
「BARの一日オーナー権」。
完成したBARに名前を残す権利や、記念植樹のリターンもありました。
単に商品を受け取るだけではなく、実際に訪れ、使い、場所づくりに関わる入口があったのです。
僕は、こうした企画を見ると改めて感じます。
支援者を、お金を出してくれる人だけで終わらせない。
「今度行ってみたい」「ここで仲間と過ごしたい」。
そう思える関わり方は、クラファンが終わった後にもつながります。
晴家村では、今回以前にも3回のクラファンに挑戦していました。
過去の取り組みで整備してきた設備や、少しずつ変わっていく場所の様子もプロジェクトページで紹介されていました。
今回のBARも、単独の施設ではありません。
これまでの村づくりの続きであり、さらに次の整備へつながる挑戦でした。
僕は、地域や拠点づくりのクラファンでは、この連続性が大切だと思っています。
「今回、お金が集まれば終わり」ではなく、「次にこの場所で何ができるようになるのか」。
その未来を支援者と共有することです。
BARの建設は、予定どおりに進んだことばかりではありませんでした。
活動報告には、工事の遅れや予算面での苦労も記されています。
それでも、2023年4月にはBARの完成が報告されました。
この経過も、僕は大切だと思っています。
クラファンの支援総額は、挑戦の途中にある数字です。
支援してくれた人が見たいのは、その先に何が実現したかということでもあります。
僕はクラファンで、初日の動きをとても重視します。
でも、初日に支援が集まる理由は、公開当日の投稿だけでは説明できません。
これまでどんな活動をしてきたか。
誰と関係を築いてきたか。
そして、今回の挑戦にどんな意味があるか。
晴家村の事例を振り返ると、そうした積み重ねの大切さを感じます。
クラファンは、一度きりの資金集めではなく、応援してくれる人と次の未来をつくる機会にもなる。
僕はこれからも、そんな設計を大切にしたいと思っています。
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実際のプロジェクト:
晴家村キャンプ場にキャンパーズBAR「月」を作りたい!|CAMPFIRE
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