元記事: consulting-pptx-skillでコンサル品質のスライドをAIで作る(cccskills)
スキルのページ: consulting-pptx-skill
この記事の結論
会議や提案の資料をAIで作る人は、consulting-pptx-skillを入れると経営会議品質のスライドを組ませられます。
エージェントは設計規約と62型のパーツをもとに組み立て、機械チェックを通したHTMLとPDFを返します。
この記事で紹介するのは、仕上げまでの流れ、既存のPowerPointに同じ書式でページを足す方法、インストール手順と注意点です。
経営会議向けの資料を頼むと、エージェントは規約を読んでから組み立て、検査を通したHTMLとPDFを返します。
依頼は次の一文で足ります。
経営会議向けに、結論がタイトルで伝わる資料を作って
最初に、エージェントは設計規約slide-rules.mdを全文読みます。
そのうえで目的・成果物・範囲を3〜5行にまとめ、利用者と合意を取るのが先です。
次に1枚1行のタイトル列(ストーリーライン)を書き、各行に「図」「表」「2カラム」などの見せ方を添えます。
ストーリーラインが固まると、パーツ番号を並べたたたき台のHTMLが生成されます。
仮の文字を中身に差し替え、機械チェックとレイアウト検査でFAILが0になるまで直す流れです。
作り方を伏せた別のエージェントにも読ませ、指摘を採否表にして採用分だけ直します。
最後はChromeでPDFにし、全ページを画像にしてから目視します。
報告に書かれるのは、実際に見たページの番号です。
成果物は16:9のHTML(1つのsectionが1枚)と、それを印刷したPDFになります。
このスキルの仕事は、規約で書き方をそろえ、62型のパーツで組み、機械チェックで仕上げることです。
順に見ていきます。
規約の正典はreferences/slide-rules.mdで、作成前に全文を読む決まりです。
冒頭には、資料の種類ごとに特に気をつけたい項目がまとめてあります。
作る資料に当てはまる箇所を確かめてから着手する手順です。
主な規約は次の表のとおりです。
| 項目 | 規約の中身 |
|---|---|
| タイトル | 結論を書く。1行が基本で、です・ます調は使わない |
| レイアウト | 1枚に1メッセージ。左に事実や図、右に意味合いを置く。下部の「POINT」帯は使わない |
| 表 | 行が項目、列が観点の「軸のある表」にする |
| 装飾 | 角丸を使わない。色分けするなら同じスライドに凡例を置く |
| 図 | 推移・構成比・分布は表で済ませず、グラフで描く |
| 文章 | 1資料で1用語にそろえ、略語は初出でフル表記する |
表の項目に加えて、タイトルだけを通し読みしたときに1本のストーリーになることも求められます。
タイトルに書いた数と本文の連番を一致させる、といった細かな決まりも規約の一部です。
レイアウトは2つのHTMLパーツ集から選んで組みます。
基本の27型には表紙・全体マップ・矢羽・前提→帰結・軸のある表・評価表・分布図などがあり、まずここから探します。
足りなければ、エグゼクティブサマリー・積み上げ棒・ブリッジ・散布図・マトリクス・ロードマップ・ガントなどを含む追加の35型を使う手順です。
62型を印刷したPDFも同梱されており、型を目で見て探せます。
パーツの結合やページ番号の振り直しはスクリプトが行うため、手でコピーして組む必要はありません。
型カタログは、レイアウトの発想帳という位置づけです。
**スライドを型に合わせるのではなく、話の流れに合う型を選び、合わなければ捨てて自由に組みます。
** 1枚ごとに「この型のままでよいか」を疑い、表を2枚に割るなどの調整を加えていく流れです。
仕上げではcheck_deck.pyの機械チェックをかけ、FAILが0になるまで直します。
規約違反に加えて、本文に残った仮の文字や型名のままのタイトル、2文以上を詰めた文章の塊もFAILの対象です。
続くcheck_layout.mjsは実際に描画して、重なり・はみ出し・版面の40%超が空いたページを見つけます。
機械チェックが見るのは、重なり・はみ出し・規約違反までです。
棒グラフの形が崩れる、図が空になる、左右の下端がそろわないといった不具合は、PDFを目視して確かめます。
社外に出す資料では、顧客名や案件コードを並べた禁止語リストを当てて検査できます。
HTMLのコメントや属性に残った語も拾い、語そのものは出力に表示しません。
社内の標準デッキや作りかけの提案書を渡された場合は、その資料のマスターの上で直接ページを組みます。
HTMLから変換したPPTXは書体と版面が独自なので、差し込むと周りのページとなじまないためです。
まず資料の書式を測って設定ファイルに書き出し、その値で同じ書式のページを作ります。
渡されるのは、差し込むページだけのファイルです。
資料への挿入は、利用者がPowerPointの「貼り付け先のテーマを使用」で行います。
ターミナルで次のコマンドを実行すると、スキルが追加されます。
npx skills add https://github.com/carnot-tech/jinba-consulting-pptx-skill --skill consulting-pptx-skill
Claude Codeに任せる場合は、次の文面をそのまま送ってください。
中身を確かめてから配置するよう頼む文面です。
次の Agent Skill をインストールしてください。
https://github.com/carnot-tech/jinba-consulting-pptx-skill
まず SKILL.md と付属ファイルの中身を確認し、不審な処理(外部への送信、認証情報の読み取りなど)がないことを確かめてから、~/.claude/skills/consulting-pptx-skill/ に配置してください。
すべてのプロジェクトで使うなら~/.claude/skills/、特定のプロジェクトだけなら.claude/skills/に置きます。
配布元はcarnot-tech/jinba-consulting-pptx-skillです。
頼み方によって、受け取る成果物の形が変わります。
| 頼み方 | 受け取るもの |
|---|---|
| 通常の依頼 | HTMLとPDF |
| 「PPTXで」「パワポにして」と明示 | HTMLを仕上げてから変換した、編集できるPPTX |
| 既存のpptxを渡して追加ページを依頼 | その資料のマスター上に組んだ差し込み用のPPTX |
この提案を比較表とグラフで説明し、PDFにして
比較は軸のある表のパーツで組まれ、数値の推移や構成比はグラフで描いたページが返ってきます。
グラフが要るページは、表のパーツに流し込まずに描くのが規約です。
成果物はHTMLと、全ページを目視したPDFになります。
型カタログから選んで、新規事業の計画を10枚前後のデッキにして
先にタイトル列と各ページの見せ方が示され、ロードマップやガントなどから合う型が選ばれます。
10枚前後の資料なら章扉は入れません。
このpptxに追加するページを、同じ書式で作って
エージェントは渡された資料の書式を測り、要約を読んで資料と見比べながら値を直します。
組んだページは機械チェックでFAIL 0にしてから、差し込むページだけのファイルとして渡される流れです。
必要なツールは工程によって違います。
HTMLの機械チェックは標準ライブラリだけで動き、レイアウト検査にはPlaywrightが必要です(npm run setupで入ります)。
PPTXへの変換には、Node 22以上、Chrome、python-pptxをそろえておいてください。
変換したPPTXでは、SVGのグラフや図、画像は画像として入り、中の文字や数値は編集できません。
書体はYu GothicとYu Minchoに置き換わり、行末が1字ずれることがあります。
回転などの変形も再現されないので、変換後もPowerPointで開いての目視が必要です。
**既存資料のマスター上に直接組むのは、既存のPowerPointを渡され、差し込むページをPPTXで求められたときだけです。
** 組んだファイルは、PowerPointで開く前に必ず検査を通します。
不正なファイルを開くと、PowerPointに修復のダイアログが残るためです。
裏表紙の左下には、consulting-pptx-skillで作成した旨の一文が既定で入ります。
ツール名を置けるのは最終ページの出典行だけで、ほかのページにあるとチェックでFAILになります。
ライセンスはMITです。
入れる前に、SKILL.mdと付属スクリプトの中身を読んでおいてください。
このスキルは、最新版の取り込みを尋ねたり、汎用的な指摘をPRで出すよう提案したりします。
承諾するとgh pr createまで進むので、顧客名や金額が差分に混ざっていないか確かめてから応じてください。
業務の流れや概念を図にしてから資料に入れたい場合は、diagram-makerが使えます。
図はブラウザで開けるSVG入りのHTMLか、編集できるExcalidraw形式で保存されます。
受け取れます。
「PPTXで」「パワポにして」と明示すると、HTMLを仕上げたあとに編集できるPPTXへ変換されます。
明示がなければ、渡されるのはPDFです。
できます。
組織の規約や禁止語、自前のテンプレートはlocal/フォルダに置き、本体の規約の後に読ませます。
本体の規約を書き換えないので、スキルを更新しても衝突しません。
ありません。
型カタログはレイアウトの発想帳で、話の流れに合わなければ捨てて自由に組みます。
パーツのCSSは、自分のデッキ側で直してかまいません。
consulting-pptx-skillは、設計規約とパーツ集、機械チェックの3つでスライドの品質をそろえるスキルです。
経営会議や提案の資料をAIで下書きし、見た目と書き方のばらつきを抑えたい人に向いています。
既存のPowerPointへ同じ書式のページを足す使い方にも対応。
詳細はcccskills のページで確認できます。
この記事は cccskills の読みもの「consulting-pptx-skillでコンサル品質のスライドをAIで作る」の転載です。
スキルの詳細とインストール方法は cccskills の consulting-pptx-skill のページ にあります。