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リード 米国の景気先行指標に「減速シグナル」が点灯し始めた。5月のISM製造業景況指数は47.8と、節目の50を3ヶ月連続で下回った。同時期、コンファレンス・ボードの消費者信頼感指数も98.5と、2ヶ月前の104.2から大きく後退している。「ソフトランディング」神話に初めてひびが入る局面で、対米輸出が全体の約20%を占める日本経済は、どう身構えるべきか。 何が起きているのか ISM製造業指数は50...
リード 7月4日(米現地時間)に発表された米6月雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比+19.2万人と事前のコンセンサス(+16.5万人)を上回り、Fed(連邦準備制度)の利下げ開始時期を巡る市場の楽観論に冷や水を浴びせた。CMEのFedウォッチが示す9月利下げ確率は発表翌日に29%まで低下、前週の44%から急落した。この「利下げ先送り」シナリオが、日本の金融市場に三重の圧力として押し寄せている。...
リード 6月25日の東京債券市場で、長期金利の指標となる10年物国債利回りが一時2.12%まで上昇し、2008年11月以来およそ18年ぶりの水準を更新した。日銀の政策正常化と米金利高止まりという二重の圧力が、日本の財政構造をじわじわと試し始めている。 何が起きているのか 財務省の2026年度予算では、国債残高は普通国債だけで約1,058兆円。金利の基準となる10年物JGB利回りが前日終値2.09%...
リード 日銀が政策金利を引き上げるたびに、短期金利に連動する変動金利型住宅ローンの適用金利も見直される。新規貸出に占める変動型の比率は足元で72%超(住宅金融支援機構・2025年度調査)に達し、残高ベースでは国内銀行全体で約210兆円と過去最高圏にある。「賃上げで生活は良くなるはず」という期待の裏側で、毎月の返済額がじわりと増え始めている家計が急増している。ここで重要なのは金利の「水準」ではなく、...
リード 日銀が2024年3月のマイナス金利解除以降、段階的な利上げを続けるなか、国債の利払い費膨張という「財政の現実」が表面化しつつある。長年「低金利があるから大丈夫」と言い続けてきた財政運営の前提が、静かに崩れ始めている。ここで重要なのは利上げ幅そのものではなく、金利正常化が迫る「財政構造の転換」の方だ。 何が起きているのか 財務省の予算資料によると、2025年度の国債費は約27兆円(一般会計予...
ドル円が再び158円台——FOMC据え置きで何が動いたか 7月5日(現地時間)のFOMC声明は市場のサプライズを呼ばなかった。政策金利は5.25〜5.50%に据え置き、声明文の文言修正も最小限だった。ただし、ここで重要なのは「据え置き」という結果ではなく、パウエル議長の会見が示した利下げ開始条件の高さの方だ。前日終値157.82円だったドル円は翌朝の東京市場で158.40円まで上昇し、約6週間ぶり...
リード 2026年上半期、企業倒産件数が5,200件を超えた。前年同期比12%増。リーマンショック直後ほどの数字ではないが、ここで重要なのは「件数」ではなく、「なぜ今この時期に増えているか」という構造の方だ。コロナ禍の緊急融資返済と日銀の利上げ局面が同時に到来している。 何が起きているのか 帝国データバンクの速報値によれば、2026年1〜6月の企業倒産件数は約5,200件(前年同期比+12%)。2...
リード 日銀の追加利上げを巡る観測が、2026年7月に入り再び市場の中心テーマとなってきた。コアCPI(生鮮食品除く)が2%台を維持し続け、春闘の平均賃上げ率が5.1%(連合最終集計)に達したことで、政策修正の「論拠」は着実に積み上がっている。ここで重要なのは利上げ「するかどうか」ではなく、「いつ、どの程度」の問いに市場がどう価格付けするかの方だ。 何が起きているのか OIS(翌日物金利スワップ)...
リード 7月10日の東京市場で、円相場が1ドル148円台後半まで下落し、新発10年国債利回りが1.63%と約15年ぶりの水準に達した。同日夜、日銀の内田副総裁が「物価の上振れリスクに注視」と発言したと報じられ、X(旧Twitter)上では「9月利上げ」の言葉がトレンド入り。ここで重要なのは円安の水準ではなく、長期金利との「連動の方向」が変わりつつある点だ。 何が起きているのか 日銀は2026年1月...
リード 7月4日の米国市場休場を前に、FRBの年内利下げ観測が静かに再燃している。CMEフェドウォッチによれば、9月FOMCまでに0.25%の利下げが実施される確率は前週比12ポイント上昇し、7月3日時点で71%に達した。ここで重要なのは「利下げそのもの」ではなく、日銀の正常化路線と交差することで生じる「金利格差の再設定」の方だ。 何が起きているのか 米労働省が7月3日に公表した6月雇用統計(速報...
リード 住宅金融支援機構(JHFA)のフラット35申込金利が、2026年5月に3.21%台へ急上昇した。3年前の2023年初頭の水準は1.8%前後。1.4ポイント余りの上昇が住宅市場に「金利のある世界」を実感させており、購入タイミングと商品選択を巡る家計の判断が、構造的な岐路に差し掛かっている。 何が起きているのか X(旧Twitter)には、フラット35の最新金利への驚きと焦りが混在した声が広が...
リード ムーディーズが米国の長期国債格付けを最上位の「Aaa」から「Aa1」へ1段階引き下げた。同社として116年ぶりの最上位剥奪となる。5月18日(現地時間)の発表を受け、30年債利回りは5.137%に上昇。ダウは前日比+0.32%と底堅さを保った一方、NASDAQは-0.51%と続落した。ここで重要なのは「格付けの記号が変わった」ことではなく、市場が長期にわたって織り込もうとしている「財政の重...
リード 40年物国債の利回りが3.6%台に乗った。財務省が6月2日に実施した入札では最高落札利回りが3.622%と過去最高水準を更新し、30年物も3.31%を超えている。ここで重要なのは「金利の高さ」そのものではなく、日銀の量的縮小(QT)と財政の利払い費急増という2つの構造的圧力が、同時に超長期ゾーンへ集中しつつあるという点だ。 何が起きているのか 財務省の入札結果によれば、6月2日の40年物国...
リード 6月16日、10年物国債(JGB)利回りが一時1.65%をつけ、2013年以来の水準に迫った。日銀が3月に続き利上げ方向を示唆する中、「金利のある世界」が日本財政に与える構造的な圧力が、いよいよ数字として現れ始めている。ここで重要なのは「金利が上がった」という事実ではなく、利払い費の増加速度が財政余力の縮小とどう交差するか、だ。 何が起きているのか 財務省が2026年度予算に計上した利払い...
リード 2026年6月17日(日本時間早朝)、ウォーシュ新議長体制で初めて開催されたFOMCは、政策金利を3.50〜3.75%に据え置いた。ここで重要なのは「据え置き」という表面の結果ではなく、今後の金利見通しを示すドットチャートの劇的な変化の方だ。3月時点で「年内1回利下げ」を示唆していたコンセンサスが一転、18名中9名が年内利上げを支持するという構造変化が静かに、しかし確実に起きた。 何が起き...
リード 2026年7月第2週、米国の主要金融機関が2026年4〜6月期(Q2)の決算を相次いで公表した。焦点は「景気が踏ん張れているか」ではなく、「金利が高止まりしたまま構造的に固定されつつあるか」という問いに移りつつある。短期のEPS(1株当たり利益)の数字に目を奪われがちだが、ここで重要なのは収益の「質」、とりわけ純金利マージン(NIM)の方だ。 何が起きているのか 米国では7月11日(金)に...
起きた。朝陽きつい。決算シーズン始まった。さっき金融の利ざや拡大とか書いたんだけど、金利が下がんないからね。給料も相変わらず https://www.miraipage.net/keigo/bde47046-b0bd-4000-a356-72ce76113530