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リード 日銀は2026年6月13日の金融政策決定会合で政策金利を0.5%に据え置いた。市場の反応は限定的だったが、ここで重要なのは「動かなかった」という事実ではなく、次の一手を縛る構造条件がじわりと変わりつつある点だ。短期は静観、中期は条件次第、長期は正常化の方向性に変わりはない。 何が起きているのか 日銀は3月の0.25%→0.5%への利上げ以降、4・5・6月と3会合連続で据え置きを選択している...
円が一日で2円超動いた日 7月7日の東京・ニューヨーク市場で、円相場が一時1ドル=143円台前半まで急伸した。前日終値ベースで見ると前週末比2円20銭超の円高であり、2026年に入ってからの単日変動幅としては最大水準に近い。引き金は、日銀が7月30〜31日の政策決定会合で追加利上げを議論するとの国内メディア報道だった。 ここで重要なのは「報道の真偽」ではなく、「なぜ市場がこれだけ敏感に反応したか」...
リード 日銀の追加利上げを巡る観測が、2026年7月に入り再び市場の中心テーマとなってきた。コアCPI(生鮮食品除く)が2%台を維持し続け、春闘の平均賃上げ率が5.1%(連合最終集計)に達したことで、政策修正の「論拠」は着実に積み上がっている。ここで重要なのは利上げ「するかどうか」ではなく、「いつ、どの程度」の問いに市場がどう価格付けするかの方だ。 何が起きているのか OIS(翌日物金利スワップ)...
リード 7月10日の東京市場で、円相場が1ドル148円台後半まで下落し、新発10年国債利回りが1.63%と約15年ぶりの水準に達した。同日夜、日銀の内田副総裁が「物価の上振れリスクに注視」と発言したと報じられ、X(旧Twitter)上では「9月利上げ」の言葉がトレンド入り。ここで重要なのは円安の水準ではなく、長期金利との「連動の方向」が変わりつつある点だ。 何が起きているのか 日銀は2026年1月...
リード 7月4日の米国市場休場を前に、FRBの年内利下げ観測が静かに再燃している。CMEフェドウォッチによれば、9月FOMCまでに0.25%の利下げが実施される確率は前週比12ポイント上昇し、7月3日時点で71%に達した。ここで重要なのは「利下げそのもの」ではなく、日銀の正常化路線と交差することで生じる「金利格差の再設定」の方だ。 何が起きているのか 米労働省が7月3日に公表した6月雇用統計(速報...
リード 4月28日正午、日銀金融政策決定会合の結果が公表される。市場の大方は「0.5%据え置き」を織り込んでいるが、相場を動かすのは結果の数字ではない。15時30分に始まる植田和男総裁の記者会見、とりわけ6月会合への布石となる文言が今日の最大の焦点だ。前日終値ベースで日経平均は6万円台を維持しており、歴史的な水準で迎える政策イベントとなる。 何が起きているのか 2026年4月28日午前、外為市場で...
リード 2026年4月30日、円相場が一時1ドル=160円台半ばまで下落し、約1年9か月ぶりの円安水準を記録した。市場では「介入より利上げ」という声も出始めているが、日銀が追加利上げに踏み切れる環境かどうかは別の問いが絡む。まず事実から確認しておく——この円安は単発の振れではなく、日米の金融政策乖離・中央銀行の独立性・家計の変動金利債務という三つの構造問題が重なって表面化した現象だ。 何が起きてい...
リード 米国が対日関税協議の場で「対米貿易黒字の数値目標による削減」を求める姿勢を鮮明にしている。財務省が6月4日に公表した4月貿易統計(速報)によれば、対米貿易黒字は8,247億円と前年同月比12.3%増。ここで重要なのは黒字の規模そのものではなく、その「構造的な粘着性」の方だ。 何が起きているのか 財務省の4月貿易統計(2026年6月4日公表)では、輸出総額9兆1,320億円(前年比+8.1%...
リード 米労働省が現地時間6月10日に発表した5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比+2.8%、コアCPI(食品・エネルギー除く)は+3.1%だった。4月のコア+3.4%から0.3ポイント低下し、2カ月連続の鈍化となった。ここで重要なのは数字の水準そのものではなく、鈍化のペースと構成要素の変化の方だ。 何が起きているのか 米労働省BLSの発表によれば、5月CPIの内訳はエネルギーが前年同月比▲...
リード 日銀が今年に入り政策金利を0.5%に引き上げてから半年が経つ。物価の前年比上昇率は依然として2%台前半を推移しており、市場では「次の一手」を巡る観測が絶えない。ここで重要なのは利上げの「あるかなしか」ではなく、どの時間軸でどの条件が整うかという構造の話だ。 何が起きているのか 総務省が6月に発表した5月の消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除くコアCPIが前年同月比2.1%上昇となり、日...
リード 日銀が7月30〜31日に開く金融政策決定会合を前に、追加利上げ観測が再び強まっている。前日終値ベースで1ドル=147円台まで円が買われ、国内長期金利(10年国債)は1.6%近傍で推移する。ここで重要なのは「円高か円安か」という水準論ではなく、日銀が「物価の上振れを構造的と判断したか否か」という政策の骨格の話だ。 何が起きているのか 総務省が7月15日に公表した6月の消費者物価指数(生鮮食品...