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リード 厚生労働省が公表した4月の毎月勤労統計によると、実質賃金は前年同月比+0.8%と3カ月連続のプラスを記録した。春闘平均賃上げ率が5.2%と33年ぶりの高水準を記録した昨年の余韻が続く形だが、ここで重要なのは「賃上げが続いている」という事実ではなく、「その恩恵が誰にどれだけ届いているか」の方だ。 何が起きているのか 厚生労働省「毎月勤労統計調査」(2026年4月速報)では、現金給与総額(名目...
リード 連合が2026年春季労使交渉の最終集計として発表した平均賃上げ率5.2%は、1991年以来35年ぶりの高水準だ。名目賃金は着実に伸びている。だが内閣府が公表した2026年1〜3月期のGDP速報では個人消費は前期比+0.3%にとどまり、市場予想の+0.6%を下回った。ここで重要なのは「賃上げが起きたかどうか」ではなく、「賃上げが消費行動に変換されるまでの構造的タイムラグ」の方だ。 何が起きて...
リード 米商務省が6月11日(現地時間)に発表した5月の小売売上高は前月比+0.4%と、市場予想の+0.3%を上回った。前日終値ベースでドル円は151.82円と約6週間ぶりのドル高水準に戻している。ここで重要なのは「数字の強さ」そのものではなく、Fed(米連邦準備制度)が7月・9月のFOMCでどう動くかを市場が再評価し始めた、その構造変化の方だ。 何が起きているのか 米商務省の発表によれば、5月小...
リード 2026年春闘の加重平均賃上げ率は5.2%(連合・6月最終集計)と、3年連続で5%台を維持した。数字だけ見れば「失われた30年」からの転換点に映る。だが総務省の家計調査(2026年4月分)では実質消費支出が前年同月比マイナス0.8%と、3カ月連続の減少を記録している。ここで重要なのは賃上げ率の水準ではなく、なぜその果実が消費に届かないのか、という構造の方だ。 何が起きているのか 厚生労働省...