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リード 日銀が政策金利を引き上げるたびに、短期金利に連動する変動金利型住宅ローンの適用金利も見直される。新規貸出に占める変動型の比率は足元で72%超(住宅金融支援機構・2025年度調査)に達し、残高ベースでは国内銀行全体で約210兆円と過去最高圏にある。「賃上げで生活は良くなるはず」という期待の裏側で、毎月の返済額がじわりと増え始めている家計が急増している。ここで重要なのは金利の「水準」ではなく、...
リード 8月13日、長期金利の指標となる10年物国債利回りが一時2.05%をつけた。日銀が政策金利を0.75%に引き上げた3月以降、長期金利は緩やかに水準を切り上げており、2%超えは2011年以来約15年ぶりとなる。家計・財政・企業——三つの回路を通じて「金利のある世界」のコストが顕在化しつつある。 何が起きているのか 財務省が8月13日に実施した10年利付国債の入札では、落札平均利回りが2.01...
リード 2026年4月30日、円相場が一時1ドル=160円台半ばまで下落し、約1年9か月ぶりの円安水準を記録した。市場では「介入より利上げ」という声も出始めているが、日銀が追加利上げに踏み切れる環境かどうかは別の問いが絡む。まず事実から確認しておく——この円安は単発の振れではなく、日米の金融政策乖離・中央銀行の独立性・家計の変動金利債務という三つの構造問題が重なって表面化した現象だ。 何が起きてい...
リード 住宅金融支援機構(JHFA)のフラット35申込金利が、2026年5月に3.21%台へ急上昇した。3年前の2023年初頭の水準は1.8%前後。1.4ポイント余りの上昇が住宅市場に「金利のある世界」を実感させており、購入タイミングと商品選択を巡る家計の判断が、構造的な岐路に差し掛かっている。 何が起きているのか X(旧Twitter)には、フラット35の最新金利への驚きと焦りが混在した声が広が...
リード 8月20日の東京市場引け後、10年国債利回りの前日終値が1.97%となり、2%の大台に手が届く水準に達した。日銀が2026年3月に政策金利を0.75%へ引き上げてから約5か月。表面上は「金融正常化の進展」と評価される動きだが、家計の住宅ローンと国の財政コストという2つの経路で、じわりと実体経済を動かしはじめている。 何が起きているのか 財務省が毎週公表する国債金利情報によれば、10年債利回...