元記事: 日本語の条件で株をスクリーニング ― finviz-screener(cccskills)
スキルのページ: finviz-screener
この記事の結論
finviz-screenerを入れると、日本語や英語で条件を伝えるだけでFinVizのスクリーナーが開きます。
FinVizの条件指定に慣れていない個人投資家でも使えるスキルです。
この記事では、依頼から一覧が開くまでの流れを紹介します。
あわせて、できること、インストール方法、依頼文の例、使う前に確かめたい点も順に取り上げます。
日本語で条件を伝えると、エージェントがFinVizのスクリーナーURLを組み立ててブラウザで開きます。
たとえば、次のような頼み方です。
高配当で成長している小型株を探したい
エージェントはまず付属の条件リファレンスを読み、依頼をFinVizの条件に置き換えます。
この例なら「小型株(時価総額3億〜20億ドル)」「配当利回り3%超」「四半期のEPS成長率25%超と売上成長率15%超」といった組み合わせです。
実行の前に、選んだ条件が「種類・値・意味」の3列の表で示されます。
表示形式と、PublicとEliteのどちらで開くかも添えられ、このままでよいかを聞かれる形です。
**条件はいきなり実行されず、表で確かめてから開く流れなので、意図と違う絞り込みに気づけます。
**
確認して進めると、スクリプトがURLを作り、ChromeでFinVizのスクリーナーが開きます。
最後に報告されるのは、作ったURL、使ったモード、適用した条件の要約、次の一手の4つ。
次の一手とは「配当利回りで並べ替える」「財務の表示に切り替えて比率を詳しく見る」といった提案のことです。
finviz-screenerは、言葉で書いた銘柄探しの条件をFinVizの絞り込み条件に置き換え、スクリーナーを開くスキルです。
日本語と英語のどちらで頼んでも動きます。
ファンダメンタルズ(業績や財務の指標)とテクニカル(株価の動きの指標)を組み合わせた絞り込みもできます。
よく使う言い回しは、内蔵の対応表でFinVizの条件に変換されます。
対象は高配当、割安、成長株、売られすぎ、52週高値付近、ブレイクアウト、高ROE、低負債、インサイダー買い、増配などです。
テクノロジーやヘルスケアのようなセクター、半導体やバイオテクのような業種、来週決算や直近IPOといった条件も含まれています。
「配当3〜8%」「PER10〜20倍」のような範囲の指定は、1つの範囲条件として扱われます。
対応表にない言葉は、付属のフィルター一覧から当てはまる条件を選ぶ仕組みです。
一覧の表示形式は、overview、valuation、financial、technical、ownership、performance、customの7種類から選べます。
勧められているのは、まずoverviewで結果を眺め、financialやvaluationに切り替えて詳しく見る使い方です。
配当利回りや時価総額などで並べ替えた状態で開くこともできます。
AIやサイバーセキュリティといったテーマや、AIクラウドやAI半導体のようなサブテーマでも絞り込めます。
テーマだけで探すことも、時価総額などの条件と組み合わせることも可能です。
複数のテーマを指定した場合は、どれかに当てはまる銘柄が対象になります。
繰り返し使われてきた探し方が、6つのレシピとしてまとめられています。
各レシピは、条件の組み合わせとおすすめの表示形式がセットです。
| レシピ | ねらい |
|---|---|
| 高配当成長株(Kanchi-Style) | 利回りを3〜8%に抑え、増配と業績の伸びがある銘柄を探す |
| Minervini Trend Template + VCP | 上昇トレンドの中で値動きが縮まっている銘柄を探す |
| 不当に売られた成長株 | 業績は堅いのに最近大きく下げた大型株を探す |
| ターンアラウンド | 以前は減益だったが回復が見え始めた銘柄を探す |
| モメンタム | 52週高値の近くで出来高が増えている銘柄を探す |
| テーマ | AIテーマの中型株以上をサブテーマで掘り下げる |
ターミナルで次のコマンドを実行すると、スキルが追加されます。
npx skills add https://github.com/tradermonty/claude-trading-skills --skill finviz-screener
Claude Codeに任せる場合は、次の文面をそのまま送ってください。
中身を確かめてから配置するよう頼む文面です。
次の Agent Skill をインストールしてください。
https://github.com/tradermonty/claude-trading-skills/tree/main/skills/finviz-screener
まず SKILL.md と付属ファイルの中身を確認し、不審な処理(外部への送信、認証情報の読み取りなど)がないことを確かめてから、~/.claude/skills/finviz-screener/ に配置してください。
どのプロジェクトでも使うなら、置き場所は~/.claude/skills/です。
特定のプロジェクトだけで使うなら、そのプロジェクトの.claude/skills/に置きます。
入れたあとは「銘柄を探したい」「条件で絞りたい」「FinVizで開いて」といった依頼でスキルが使われます。
英語で頼む場合も流れは同じです。
Find oversold large caps with high ROE
返ってくるのは、大型株、RSI30未満の売られすぎ、ROE15%超(または20%超)を組み合わせた条件表です。
確認すると、その条件のスクリーナーがChromeで開きます。
配当利回り3〜8%で、5年間の売上とEPSが伸びていて、配当性向60%未満の米国株を探して。
財務の表示で開いて
この依頼では高配当成長株のレシピに沿った条件が組まれ、financialの表示形式で開きます。
配当性向や成長率の列を並べて見比べられる状態です。
AIテーマのうち、クラウドとAI半導体に関わる中型株以上を一覧にして。
URLだけ出して
AIテーマにAIクラウドとAI半導体のサブテーマを重ね、中型株以上に絞ったURLが返ります。
ブラウザは開かず、出力されるのはURLの文字列だけです。
結果を見たあとの調整も、会話で続けられます。
目安は、100件を超えるなら条件を足し、5件未満なら条件を緩めること。
URLをブックマークして条件を1つずつ変えると、それぞれの条件が結果をどう変えるかが分かります。
スクリーナーはPython 3のスクリプトでURLを作ります。
依存パッケージの一覧はrequirements.txtです。
ブラウザはChromeを優先して開き、使えない場合はOSに合った方法に切り替わります。
公開版のスクリーナーを使うだけなら、APIキーは要りません。
FINVIZ Eliteを契約している場合は、次の環境変数にAPIキーを設定しておくとEliteとして自動で扱われます。
FINVIZ_API_KEY
条件の値は厳しく検証され、不正な文字列がURLに混ざらないようになっています。
それでも外部のスクリプトを動かすスキルなので、入れる前にSKILL.mdとスクリプトの中身を読んで確かめてください。
ライセンスはMITです。
**このスキルの役割は、条件に合う銘柄の一覧を開くところまでで、売買の判断は自分で行います。
** 特定の銘柄を深く分析する用途や、保有銘柄の見直しは対象外とされています。
同じリポジトリには、銘柄探しの前後で使えるスキルがあります。
canslim-screenerは、William O'NeilのCANSLIM手法で米国の成長株をスクリーニングするスキルです。
FinVizの条件で広く探したあと、成長株の手法で別の角度から候補を見たいときに向いています。
backtest-expertは、売買戦略のバックテストを体系的に進めるための助言をするスキルです。
スクリーニングの条件を戦略として検証したいときに使えます。
公開版のスクリーナーを開くだけなら、APIキーは要りません。
FINVIZ Eliteを契約している人は、APIキーを環境変数に設定するとEliteとして自動で開かれます。
使えます。
対応しているのは日本語と英語の両方です。
「Find oversold large caps with high ROE」のような英語の依頼も条件に置き換えられます。
受け取れます。
「URLだけ出して」と頼むと、ブラウザを開かずにURLの文字列だけが返ります。
メモに残したり、別の端末で開いたりするときに便利です。
してくれません。
このスキルの役割は、条件に合う銘柄の一覧を開くところまでです。
個別銘柄の詳しい分析や売買の判断は対象に入っていません。
finviz-screenerは、言葉で考えた条件をFinVizのスクリーナーに置き換えて開くスキルです。
実行前に条件表で確認でき、定番のレシピやテーマ検索も使えます。
FinVizの細かな条件指定に手間取っていた人にとっては、銘柄探しの入り口を短くしてくれる道具です。
詳しい情報は cccskills のページ で確認できます。
この記事は cccskills の読みもの「日本語の条件で株をスクリーニング ― finviz-screener」の転載です。
スキルの詳細とインストール方法は cccskills の finviz-screener のページ にあります。